映画館へ映画を観に行った時には、予告編で・・・
今後上映予定の作品を、チェックするんですが...
中には、え?そんなテーマで映画を?・・・なんて作品が
有るんですよねぇ〜、まぁあくまで自分の頭の中の
想像でしか無いんですけどねぇ・・・(笑)
そんな話題で2時間ほどの映画が出来ちゃうの〜?みたいな...

 さてさて、今回はまさにそんな感じの・・・自分の頭の中では
どんなストーリーが展開されるのか、わからなくって...
気になってしまった作品、まさに制作側の思うつぼでしょうか?(笑)
でも、まぁ良いんです・・・ではでは、今回はそんな
 それでもボクはやってないを観て来る事に
まぁ、ネタバレ...ってほどでも無いと思うので、ここで言ってしまうと
予告編で観た限りでは、痴漢の裁判をテーマにした作品らしく、
何とも作り辛そう〜なストーリーに興味を持ち、観て来ました。。
ではでは、これ以上のネタバレは危険なので・・・

■□■□■□ここからは、ネタバレが有るかも・・・■□■□■□

 ストーリーはまさに痴漢の裁判...ある満員電車に乗った
1人の青年が、現行犯で少女に「痴漢したでしょ?」
疑いをかけられる・・・まぁ、タイトルからわかる通り
青年は犯人では無い...しかし、その場で事情聴取をされ
逮捕・・・そして、裁判・・・さてさて、無実の青年の運命やいかに!?
 と、そんなストーリーでした。日本の裁判をテーマに
映画を制作...うぅ〜ん、まさにどんな映画が出来るんでしょ?
むしろ、こんな狭い(?)テーマで2時間以上の映画が出来るのか?
この難しそうなテーマに、ワクワクして観てしまいました。

 「痴漢なんてしてない!」と言う青年に周囲は全く信じる事は無い...
まあ、普通の考えから言ってこの状況・・・第三者からすれば当然
青年「ボクはやってない」、少女「この人痴漢です!」
の2人...どちらの言い分を信じますか?って事ですよねぇ?
もしも、自分がこの2人の争いを目の前にしたらどうでしょうか?
うぅ〜ん、青年はもし本当に痴漢していても「痴漢なんてして無い!」
当然言うでしょうねぇ〜...容疑者をそのまま信じる事は出来ません。
裁判官にしても、現場に居合わせたわけでも無いのに...次々に出る
発言や検証をどこまで信じて良いものでしょう?(悩)
これが、まさに第三者からの視点でしょうねぇ

 ではでは、容疑者側からすればどうでしょう?この映画では
もちろん容疑者は痴漢はしていない...でも、それを示す時
何の証拠が出せるでしょう?満員電車で痴漢をしていない証拠...
うぅ〜ん・・・、物的証拠なんて出るはずも無いよねぇ〜
目撃者でもいれば別なのですが...あいにくぎゅうぎゅうの満員電車
余裕を持って見れる人などいるはずも無い。。。
こんな状況で、どう証拠を見せるべきなのか...間違い無くわかるのは
自分は無実だ!と言う・・・自分の中の真実だけ、これが容疑者の視点

 最後に被害者側の視点では...もう、自分は満員電車で
痴漢に遭っている、犯人も乗ってた状況や痴漢の手の方向で
間違い無く、捕まえた容疑者が痴漢!と確信を持っている・・・。
相手が電車を降りる時に、現行犯として痴漢を捕まえた!
相手は「自分は痴漢なんてしてません!」と言い張っている。
そんな言葉、信じられるはずも無いですよねぇ〜。
 むしろ、そんな言葉を信じられ無罪にでもなろうものなら・・・
被害者としては、ヒドい話...やられっぱなしって事になります。
新しい容疑者など、見つかるはずも無い・・・これが被害者視点

 今回感じたキーワードは真実は1つって感じかなぁ
この問題、真実は1つです...正義も1つです...ただ・・・ただ
その無罪・有罪の判定を下すのは、結局は第三者なのです。
裁判官とはいえ、第三者なのです・・・決断をするのはあくまで、人です。
無罪!としても...有罪!としても...悲しむ人は出る

有罪と判断し、まさに有罪なら・・・正しい裁判となるものの、
有罪と判断し、実は無罪なら・・・容疑者の心は傷がつく。
無罪と判断し、実は有罪なら・・・被害者の気持ちを踏みにじった事になる。
無罪と判断し、本当に無罪なら・・・それでも被害者は苦しむ事になる。


 何て、不平等な裁判でしょう...容疑者が犯人で無い限り、
正しい裁判は行う事は出来ない。無罪判決では確実に被害者には
更に辛い気持ちをさせる事になる。さて裁判の結果はどうなるんでしょ?
 そんなそれぞれの心が、まさに映画化されていました・・
心の動き、その描写はまさに観る価値有り!な作品でした。

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 さて今回のそれでもボクはやってない・・・。
かなり完成度の高い作品だったと思います、日本の裁判の現状って意味でも・・・
登場人物の心の動き!って意味でも・・・かなり大注目です〜
 この映画をこれから観る方には、是非いろんな人の立場となってみて
いろんな視点で、映画を楽しんで欲しいと感じました・・・。
何と深い映画なんでしょう...しかし、このストーリーと言うか映画の
設定事態は、まさに有っても不思議では無い設定、むしろ
実際に有るでしょう!自分がこの状況で現行犯逮捕となったら・・・
うぅ〜ん、何とも考えさせられる映画になっていました!。

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♪今日の音楽♪(312)
「花火」"唄人羽"
     アルバム『と金』より

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