映画を観に行く時に、その映画に求めるものって
何でしょう?感動?笑い?迫力?爽快感?
まぁ、観る映画にもよるでしょうし・・・
観る人によっても、それぞれ違うとは思うんですが
自分は、映画には"笑い"はあまり求めていません・・。
もちろん、お笑いは大好きなんですけどねぇ・・・

 さてさて、今回・・・そんな自分が観に行ったのは
松本人志さん初監督の作品!そう・・・大日本人です
映画にお笑いは求めない〜と言いながら、
この作品を観に行くのは、矛盾してるかもしれませんが・・・
さすがに、これだけ話題になると気になりますよねぇ〜
ではでは、今回もネタバレに注意って事で・・・

■□■□■□ここからは、ネタバレが有るかも・・・■□■□■□

 この映画、上映のギリギリまで多く謎を残した作品でした。
上映画面もあまり公開されず、情報も少なめ・・・
予告編ですら、観ても何が何だかさっぱりな感じ・・・。
 そんなこの映画のストーリーは、ヒーローもの!
巨大化出来る大日本人と呼ばれるヒーロー(?)大佐藤(松本人志)
獣と呼ばれる怪獣の出現に、ヒーローとして戦うといった感じ。
その大佐藤の日常生活を、追いかけたような作品...。

 正直どう観るかによって、大きく変わる映画でした。
どう観るか?...と言うと曖昧ですが、言ってしまえば
"コント"として観るか?"物語"として観るか?って事。
(自分は↑にも書いた通り、お笑いは求めずに観てました・・
  ・・・笑えるシーンが有れば、それはそれで良いかなぁ〜なんて)

コントとして観る場合〜〜
 松本人志さんの笑いの感覚は、やっぱり凄い!
・・・とはいえ、やっぱり松本人志さんの笑いって
自分としては、喋ってこそ!な気がしています。
 もちろん独特の言葉選びも、おもしろかったのですが
映画の中でも、他の芸人さん(板尾さん・宮迫さんetc)
との喋りのシーンのが、多く笑いをとっていた気がします。

物語として観る場合〜〜
 物語として観るなら、松本人志さんが映画に込めた
メッセージに追る必要が有ったかなぁ・・・松本人志さん演じる
"大日本人"は、まさに日本人の典型的な姿のようでした。
 映画で大日本人が見せる言動1つ1つ、これが
日本人への皮肉たっぷりな、メッセージになっていた感じ。
1つの物語(メッセージ)としては、よく出来ていたように感じます。


 でも松本人志さんなら、おもしろさだけを追求していれば
もっとおもしろい作品が出来たような気がして残念
 物語重視でも、もっと良いストーリーが出来たはず...
お笑いを入れなきゃいけない監督の立場が、
映画のメッセージを薄くしてたような感じも残ってしまいました。

 この作品は【物語とお笑いを絶妙に合わせた新鮮さ】

 この新鮮なバランスを大切にしてた映画だったのかなぁ・・・なんて
なので、もちろん新鮮さを無くすようなネタバレは危険〜
公開前情報が少なかったのも、これを考えれば意図的ですよねぇ

 今回のキーワードは、サイズですからねぇ..
このサイズに感する言葉が、いろんな角度から
飛び出して来る...小さな言葉に注目して観れば
おもしろさが、更に増えるでしょう〜
まさに後からジワジワと、効いてくる笑いです・・・。

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 そんなわけで、今回観て来た大日本人の感想でした。
映画にお笑いは期待しない〜とは思いつつ・・・やっぱり
お笑い好きには、外せない映画の1つですよねぇ〜
 コントの延長線上...っぽい部分は有りましたが・・・
監督っぽさは、十分に引き出せてた気がしています〜
この作品"お笑い"として評価すべきか?"映画"として評価すべきか?
個人的には、このバランスの絶妙さが良かったですかねぇ〜

 公開まで、あまりにも謎の多かったこの作品・・・
あの謎の多さは、確実に意図的だったので....
これから観る方は、何の情報も無いままの状態で
観る事をお勧めします〜。

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♪今日の音楽♪(400)
「PADDLE」"Mr.Children"
     アルバム『シフクノオト』より

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