原作が売れた作品は良い映画が出来るとは限りませんねぇ・・・
そんな事はよくわかってるんですが・・・
今回の作品は「泣ける!」「感動した!」なんて感想をよく聞くだけに
あまり個人的な感想は書きたく無い気持ちなのですが・・・
まぁ、あえて自分の個人的な感想として書かせていただきます。

 さて、今回はケータイ小説から小説化!そして映画化となった作品
真実の物語だそうですが・・・ノンフィクションは個人的には
どうも苦手なイメージが付いてしまっていけませんねぇ。。。
そして今回は恋空を観て来ました。
とりあえず映画前に、個人的な感想は観たく無い方のためここでネタバレ宣言・・・・

■□■□■□ここからはネタバレが有るかも・・■□■□■□

 ストーリーは女子高生の美嘉(新垣結衣)とヒロ(三浦春馬)の恋愛ストーリー
次々と降りかかる悲劇にも負けず、ただただ前向きに一途な恋愛を
貫こうとする美嘉の純愛なストーリー
 
 といった感じだったんですが、個人的にはどうも共感出来る部分が
少なかったと言うか・・・あまりにも現実離れした内容に
実話感を感じる事は出来ませんでした。
あり得ないような悲劇をただただ並べ、主人公の可愛そうな姿を見せる・・・。
連続して降りかかる悲劇が、現実味を遠ざけてしまっている感じ。
 仮にこれが、真実の話だったとして・・・1つ1つの悲劇
もうそれ単独で1つのストーリーになるほどの大きな悲劇なので・・・
それをこの映画の時間内で消化してしまっているため
立ち直りが恐ろしく早く、悲劇が薄っぺらに感じてしまいました。

 愛の力(?)とも、思えるような事も無く・・。
何かと悲劇が自業自得に感じてしまうような描写も有り・・・・
感情移入が出来ないまま、終演となってしまいました。
 こんなに簡単に乗り越えられるほど、人間の死は軽く無いはずです・・・。
軽く消化されてしまったストーリーの1つだけを
もっと深く深く掘り下げて映画化した方が、まだ主人公の苦しみは
伝わったような気がします。
原作は読んだ事が無いのですが、映画化に無理が有った・・・って事でしょうか

 今回感じたキーワードはこれ!前向きな気持ち・・・かなぁ?
辛い悲劇を、主人公の美嘉前向きな気持ち
一途な恋心で、次々に乗り越えていきます・・・・。
 その気持ちは、伝わるんですが・・・・乗り越えるのが早く
どうも悲劇が小さく見えてしまうのが残念に感じました。
これから見る方は、美嘉の気持ちだけを純粋に追いかけた方が
恋愛のストーリーとして、楽しめるかもしれません・・・。

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 というわけで、映画恋空を観て来たんですが・・・。
今回、個人的な評価はかなり低くなってしまいました・・・。
映画製作にあたり、かなりオーバーに表現しているのか?
それとも、それだけ奇跡的な物語だって事なのか・・・?
とりあえず、フィクションとは思えないようなストーリーでした。

 悲劇のストーリーがメインになっている作品だったので・・・
もっと苦しみの部分を、上手に表現して欲しかったですねぇ。。
主人公の苦しむ姿が見たいわけじゃ無いんですが
共感出来る部分が少なく感じてしまいました。
 これから見る方は、あまり現実の世界やつながりを意識せずに
そのシーンでの台詞や、美嘉の気持ちだけを考えて
断片的にシーンを楽しんだ方が良いかと感じられました・・・。
低い評価になってしまい、申し訳ありません。

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♪今日の音楽♪(532)
「I will〜」"GLAY"
     アルバム『LOVE IS BEAUTIFUL』より

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