物語に最終話というのはつきものでは有るのですが、
最終話ってやっぱり難しいですよねぇ~
人気シリーズで有れば有るほど、その勢いと言うか
盛り上がりを残したまま終了するのは困難だと思います。
ましてや今回の作品は、原作とは役者も違えば監督も違う
そんな中で迎える最終章、さてさてどんな終幕になるのか?。

 と、今回は座頭市 THE LASTを観て来ました~。
正直自分は原作(主演:勝新太郎)は知らず、北野武監督作品が最初
(いずれ原作も観てみたいとは、思っております。)
その後、女版の座頭市を綾瀬はるかさんが演じたりと
いろんな話題を呼んだ座頭市も今回で本当のラスト!
そんな宣伝文句にひかれて観に行って来ました~
今回もネタバレの危険を避けるため、続きは↓へ

■□■□■□ここからはネタバレが有るかも・・■□■□■□

 最愛の妻タネと、「これが最後だから」と約束を交わし
最期の闘いに挑んだ市(香取慎吾)は、その死闘の後
人斬りを辞め、故郷で百姓として生きる道を選んだ。
 故郷の旧友である柳司(反町隆史)の元へ身を寄せるが、
村は悪の限りを尽くす天道一家に支配されていた。
行き場を失った民は、市へ人斬りとして助けを求める。
人斬りを辞めた市だったが・・・

 と、そんなストーリーでした。そんな中でも
際立っていたのは、天道(仲代達矢)の悪役っぷり!
目を疑うような、この上無く理不尽な悪が有るからこそ
正義が活きるってものですよねぇ~。

 アクション的には、北野武監督作品のが
個人的には好みでしたねぇ~。
あの野党をバサバサと、一瞬で斬り倒していくシーンには
何とも迫力が有ったのを、今でも記憶しています。
今作でも殺陣のシーンは、何度となく有るんですが、
どうも、あのゾクゾク感が足りない気がしました。
 本家を知らない自分が言うのもなんですが、
盲目だからこその闘いをもっと観たかったですかねぇ。
比較してはいけませんが、北野監督の座頭市には
それが確かに有りました。
相手が気づく前に、影から斬り倒していく・・・的な
死角だろうと、闇夜だろうと関係無し!まさにあれは座頭市。

 今回感じたキーワードはこれかなぁ・・・約束です。
最愛の妻タネ(石原さとみ)と交わした約束を
守り人斬りを拒む市と、故郷の村人の苦しみを
放ってはおけない市の葛藤が、伝わって来ました。
 まさにこの約束が今作品の柱となっていましたよねぇ
殺陣よりも物語を楽しむ座頭市!そんな感じです。

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 って事で、座頭市 THE LASTを観ました。
話題&豪華CASTには大満足!ただ・・・このCASTについて
言うなら、石原さとみさんのファンで観に行かれた方は
少し不完全燃焼な作品になってしまったかもしれませんねぇ

 物語は予想以上にしっかりしていて、最期まで楽しめました。
しかし・・・、今回は何と言っても”LAST”ですから。
まぁ、LASTと題するにはその方法しか無いのかなぁ~?
とは、ある程度予測が出来ましたが、まさに今回が最後。
 原作者の著作権が切れた頃、新作は自由に作られるかもですが、
それを考慮しても今回がラスト、いやいや・・・もうこれは
ネタバレみたいなものですね。スミマセン・・・はい。
これから観に行かれる方には一言、今回はあくまでPG12の座頭市。
アクションの迫力に、大きな期待を持つよりも
ストーリー重視で観る事をオススメします~。

♪今日の音楽♪(764)
「泡になった」"BONNIE PINK"
アルバム『Every Single Day-Complete BONNIE PINK(1995-2006) -』より

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