映画に詳しいとはまだまだ言えない自分・・・お気に入り映画に関しても
監督や役者名を知らない・・・・なんて事も、ごく普通に有ります。
そんなわけで、今後観たい映画を選ぶ時にでも、監督名や役者名に注目して
観たい映画を選ぶなんて事は無かったんですが・・・今回は少し例外
あまりにもTVCMにて「黄泉がえり」のスタッフが贈る!なんて宣伝を
繰り返ししてるもんですから、気になって観に行って来ちゃいました〜。
 「黄泉がえり」はDVDで観たんですが、個人的にも良い作品に感じていて
映画館で観ておくべきだったぁ・・・と、後悔が残ってるくらいなので・・・
今回は、その「黄泉がえり」の監督・スタッフに期待して観るのも有りかなぁ〜
なんて。。。「黄泉がえり」との比較って意味でも、観ておきたい映画でした。
後悔するくらいなら、上映期間中にスクリーンで観ておかなきゃねぇ(笑)

 原作・梶尾真治&監督・塩田明彦の名コンビが贈る黄泉がえり第二弾?!
何と今回は未来からの黄泉がえり!って事で・・・その世界観にも注目ですよねぇ〜
そんなわけで、今回は「この胸いっぱいの愛を」を観に行く事に・・・
タイトルのイメージ的には、純粋・・と言うか、とっても綺麗な恋愛のイメージ?
やっぱり、映画の1つの魅力としてタイトルのイメージって大切ですよねぇ..
個人的には、もう少し意味深と言うか頭の中では想像し辛いような・・・
何なら、全く聞き慣れないような言葉や、造語のが興味が出ます。
 そのタイトルが、ストーリーの中で意味がわかる!とか・・・深く関連していれば
もうタイトルに関しては文句無し!って感じかなぁ・・・・・とはい今回みたく
”ストレート”なイメージを受けるタイトルも、嫌いってわけじゃ無いんですが・・・
ではでは、話が少し逸れちゃいましたが、「この胸いっぱいの愛を」の感想を・・・

■□■□■□こっからはネタバレが有るかも・・■□■□■□

 舞台となるのは黄泉がえりと同じ九州にて、主人公比呂志が
少年時代を過ごしたとある町・・その町を訪れた比呂志。あの当時と
何も変わらない町・・・・あの時の町並み、あの時の雰囲気、あの時の空・・・
そこで彼は、20年前の自分(少年時代の比呂志)と出会い..
自分が20年前の町に、タイムスリップしている事に気づく...
更にそこで、憧れの女性・和美とも再会し人生の後悔をやり直す事に・・
 この現実では、あり得ない世界に違和感も無く引き込んでしまうのは
やっぱり、監督の力と言えるんでしょうかねぇ〜(驚)

 タイムスリップ!と言えば過去にもいろんな作品がこの世界を
扱ってますよねぇ・・・。自分の場合、真っ先に思い浮かんで来るのは
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」かなぁ..想像も付かないような時間移動を
凄く納得出来るように、表現出来てたと感じています。
 今回の作品も、時間の移動が有るのですが・・・根本的に違うのは
殆どのタイムスリップ作品が、未来を守ろう!としているのに対して
主人公の比呂志は、未来を変えようとしている事!また何故この時代に
戻って来たかが、最初はハッキリしていない事でしょう。次第に謎は
解けてゆくんですが・・・それよりも何よりも、過去にやり残した何かを
必死にやり直そうとする姿に、凄く感動しちゃいます。
 この話の中では、比呂志の他に数名の過去へのタイムスリップ者がいて
それぞれに、やり残した何かを持ってるわけですが・・・他のメンバーの
ストーリーも、それぞれに良いストーリーで感動しました・・。

 ”過去を変える!”すると、未来の存在はどうなってしまんでしょう?
今までの未来は消えて、戻った過去から新しい未来が創られる?
過去の自分に会った時点で、今の自分の過去の記憶に未来の自分と
会った記憶が書き込まれるわけで・・・うぅ〜ん、あり得ないだけに難しい(笑)
まぁ、遠い未来でもタイムマシーン的なものって・・・完成しないでしょうねぇ
でないと、つじつまが合わないと言うか...今でも未来の人が来てるって事に!
もしくは、今そのものが創られた未来(?)...どちらにしても急に
今が変わる・・・なんて事は、永久的に無いと言うのが自分の考えかなぁ・・
 まぁ、また話が逸れちゃいましたが・・・そんな難しい事を考えず
スッキリと、タイムスリップを観る!まさに映画の中だからこそ出来る世界観
 途中で、驚きの事件が発生しますが・・・そこは「黄泉がえり」のスタイルと
関連してたって言うか...「黄泉がえり」って、そう言えばそうだったよなぁと
後になって気づき、妙に納得させられてしまうところも最高です。

 今回感じたキーワードは後悔ですかねぇ
比呂志はもちろん、他のタイムスリップ者全てが、何らかの
やり残した何かを、追って来ているため・・・その行動は凄く熱心と言うか
行動に力を感じます!。凄く些細に思えるような事でも、その本人には
重要な・・・強い思いが有ったんでしょうねぇ・・そう、”強い思い”
黄泉がえり」でも、やっぱりこの強い思いが重要になってましたよねぇ..

 あと、塩田監督って..ナレーションでしめるのがお好きなんでしょうかねぇ?
まぁ、確かに綺麗にまとまってる感も有りますが・・・ちょっぴり気になりました。
これが過去〜未来への、一本の時代の流れとして・・・そう考えると
比呂志が、少年時代の自分に未来を打ち明けなかった理由も理解できます。
何と言っても、この少年比呂志にもタイムスリップしなきゃいけない理由が
有るんですから・・・・この自分を犠牲にしても!と言う気持ちにも
感動させられちゃいました・・・比呂志はもちろん、和美役(ミムラ)はかなり
演技力が必要な役でしたが凄く良い演技で名作でした。

 賛否両論有る!と言うラストのシーンも僕には感動ですねぇ・・
あのシーンが有るからこそ、「この胸いっぱいの愛を」として綺麗な映画で
まとまってる気がします。タイトルも見終えてみれば良いタイトルです!

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

 というわけで、「この胸いっぱいの愛を」は、自分にしては珍しく
監督さんで観た映画できたが・・・うん、監督で映画を選ぶのも
悪く無いです。こうなると、自分が名作に感じた映画の監督さんって、
やっぱり、記憶しておくべきなんでしょうねぇ・・・何せこの映画、最高でしたから!

 今まで自分、映画を見て泣ける!って事はたぶん一度も無かったんですが
この映画だけは特別!・・・・と、言うか凄く泣ける映画でした。
悲しみ等では無く、感動で涙が止まらなくなる感覚を初体験しちゃったかも!
自分もきちんと、感度すれば涙は出るんですねぇ・・・・と、ちょっぴり安心しつつ
今までの作品は、感動が足りなかったのか?と思ったり・・・(笑)

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